第1陣が2011年3月29日に伊達市に入りました。現地からのレポートです。
◆活動まとめ
CVJ参加者 7名プラス1名(家族)
足湯回数6回(入浴者は概数)
伊達市柱沢公民館(31名の避難者)2日間、入浴者延べ25名
伊達市梁川体育館(250名の避難者)2日間、入浴者延べ60名
郡山市農業総合センター(150名の避難者)1日間、入浴者延べ40名 (この日の様子は地元新聞「福島民報」にカラー写真入りで紹介される)
郡山市安積高等学校(75名の避難者)1日間、入浴者延べ20名場所はいずれも福島県。
自転車メンテナンス1回→梁川体育館備え付けのレンタバイク7台の点検・整備。また、新品26インチタイヤを3本寄贈。
◆3月29日 CVJメンバー:5名
14:30 伊達市に到着 現地コーディネートをして頂く元岡山市長の萩原さんと合流。 本日の支援活動の対象避難所を確認。 その際、福島の新聞社の方達もいらしてインタビューを受ける。 最初の支援先は保原の柱沢公民館(避難者31名)に決定し、早速避難所へ向かう
15:30 柱沢公民館到着 足湯ほか、資材をトラックから降ろし、設営開始。 ドラム缶1台、釜2台で薪を燃やして湯を沸かす。 足湯とは言え相応の湯量が沸くまでドラム缶と釜2っではかなり時間がかかった。 たっぷり溜まるまでに1時間はかかってしまった。 湯船にはるお湯と水の加減など、手際にも習熟が必要だと反省する点であった。 そんな手際の悪い私たち設営を、避難所の皆さんが「何やり始めたのか、、、」と興味を持ち始め、釜の火の番などかってでて頂いたりするようになった。 子どもたちは早く沸かないかなーと待ちきれない様子。 少しお湯が溜まり始めて「入って下さい」とすすめたら、少し尻込みしていた方も恐るおそる入ってくれました。
暖かさを喜んでくれて、けっこう長い時間が入って下さったので、気に入って頂けたと思う。
18:00 足湯亭 終了 避難所の皆さんは夕食の準備に戻られ、支援隊も夕食作りに取りかかる。 メニューは「しし鍋(キムチ味)」「焼きおにぎり」
寝るのはテントの予定だったが、避難所のご好意により避難の皆さんと一緒に大広間で寝る事になりました。
自転車隊(自転車の修理担当)は、本日活動無し。
◆3月30日(二日目) CVJメンバー:5名
6時起床。朝風呂(足湯ですよ)の用意を開始 CVJ支援隊はパンを頂きながらお湯を焚きました。 昨日の手際に比べるとさすがに成長したか、沸き上がるまでが確実速くなりました。
朝風呂は8:00開店。小原庄助さんのごとく朝湯を楽しんで頂きました。 足湯ってのは、老若男女みんなして入れますし、掘りごたつのように長いこと入りながら話しが出来るんで、みんなしてきゃっきゃと朝湯を楽しんで頂きました。
同時に現地コーディネーターと次の避難所との調整に入り、伊達市梁川体育館で実施する事になりました。
12:15 昼食を済ませ、足湯@柱沢公民館を撤収。 トラックに皆して装置一式を乗っけました。
途中ホームセンターでホースを調達し、梁川体育館に到着。 夕方に向けて足湯の準備開始。 持参の薪をほぼ使い果たしたため、森藤建設様からトラック一台分の材木・木っ端をいただきました。
17:00 足湯開店。体育館に詰めている市の職員がアナウンスと、利用者のための整理券を発行してくれました。
一人15分。一度に10人がはいれます。
陽がとっぷり暮れる頃、終了。
足湯のそばでいただいた我々の夕食には、地元の料理屋のご主人(避難者のために一肌脱いでいらっしゃる)や伊達市の職員も同席してくれました。
今夜も、避難者と一緒に体育館の床で休ませていただきました。21:30消灯。
◆3月31日(三日目) CVJ5名→3名
本日も梁川体育館で活動する 足湯は午後3時に開店の予定。ゆっくりと湯を沸かす。
午前、市が避難者のために用意した7台の貸し自転車の整備を行う。 ブレーキの引き代調整、前籠の固定、チェーンへの給脂、タイヤ空気圧のチェック、などなど。
10時ごろ、大阪から1名が夜行バスで到着した。 入れ替わりに3名が帰京。 足湯開始は午後3時(終了は20時)
<手前のテーブルにおやつの用意>
<ドラム缶とかまど2つでお湯の準備>
<避難所本部で入浴整理券の発行>
避難者(左の方)自らが1日ボランティアに、現地の方(右から2番目)から差し入れをいただく
<夜遅くまで賑わう>
<避難所の図書コーナー>
<避難所のおもちゃコーナー>
<暖をとりながら、深夜まで反省会>
◆4月1日(四日目) CVJ3名→5名 本日は、福島県伊達市から南へ70キロの郡山市に移動し、避難者が150名がおられる「福島県農業総合センター」に移動し、足湯活動をしました。
<伊達市梁川体育館から撤収>
<伊達市の建物の10%が被害とのこと>
<道路の損傷もあちこちに見られる>
<県農業総合センターに足湯設置>
<総合センターに貼られたポスター>
<足湯開始>大盛況!
<福島民報社の取材> <翌日(4/2)福島民報に掲載される>
<農業センター横のビール会社の崩れた壁>
<子どもたちは避難所のムードメーカー>
◆4月2日(五日目) CVJ5名 この日は、同じ郡山市安積(あさか)高校(避難者は75名)に移動し、足湯活動を午前11時20分から20時まで行ないました。
<避難されている方の協力も得て、足湯活動を展開>
<20時まで盛況>
<最終日の活動を終え、会食>
◆4月3日(六日目) CVJ5名 <毎朝、氷がはる日々の中での活動>
<足湯亭横断幕に全員寄せ書きをし、安積高校体育館へ寄贈>
本来ならこの日は「福島県ビッグパレット」(2100名が避難)で活動予定でしたが、火を炊く場所がない、自衛隊が午前から午後8時まで屋外の臨時風呂を開設している、などの理由から足湯活動を切り上げ、3月28日に出発して以来7日間の活動を終了することにしました。
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